宛名のない手紙
セラは赤いリボンと一通の手紙を持って、閉ざされた巡礼路へ入る。名前をなくしても残った、人々の暮らしに触れる。

忘れられても、約束は残る。
2027.04発売目標 / PC向けに企画中名前を奪う鐘に、剣で答えろ。
聖堂都市ネーヴェルでは、夕刻の鐘がひとつの名前を消していく。表札が白くなり、手紙の宛名がほどけ、親しかったはずの顔を誰も呼べなくなる。誓約の剣士セラは、胸元の赤いリボンだけを手がかりに、消された人の記録を探している。
街の奥へ続く扉は、同じ場所にはつながらない。礼拝室、裁縫工房、閉ざされた書庫。部屋を抜けるたびに、守る誓いと手放す記憶を選ぶ。細剣の一突き、回避の一歩、反撃の間合い。その選択を抱えたまま、次の扉へ。
セラはやがて、自分が結んだ誓約にも空白があると知る。誰かを覚えていることと、誰かを縛り続けることは同じなのか。鐘楼の頂で待つのは、取り戻したい名前と、もう一度結び直すべき約束だった。

彼女が生きる、その世界へ。
セラは赤いリボンと一通の手紙を持って、閉ざされた巡礼路へ入る。名前をなくしても残った、人々の暮らしに触れる。
誓約が街を守る仕組みと、その代償を知る。得た力のために何を預けてきたのか、自分自身の記録をたどる。
鐘楼で誓約を結び直す。記憶を取り戻すだけでは届かない想いに、今のセラ自身の言葉で答える。
鐘守の声本日の鐘は、ひとつの名前をお預かりします。
セラこの手紙、昨日までは読めたのに。
書庫番消えたのは、文字だけですか。
セラ……声は、覚えている。
セラそれで十分。まだ、探せる。

赤い誓約を結ぶ剣士 / 26歳
忘れたことまで、なかったことにはしない。
銀の長髪を赤いリボンで結び、黒いコートドレスで巡礼路を歩く。几帳面で言葉は少ないが、誰かの小さな習慣をよく覚えている。守ると誓う前に、相手が何を望むのかを聞き直す旅に出る。
細剣の通常攻撃、回避、受け流しからの反撃を軸に、手で戦う。敵の構えを読み、短い戦闘を積み重ねる約20分の探索。
扉の先で誓約を選び、攻撃や防御の性質を変える。強い加護には扱い方の変化が伴う。手放す記憶の断片は、その周回の組み合わせを変える。
書庫に持ち帰った記録から、街の人々との会話が広がる。失われた過去と、今の気持ちの両方に向き合いながら物語を進める。